週刊ケイザイ防長に紹介されました - 2009年10月8日 -

量子化学で企業向け化学・医薬開発支援
量子化学計算を使ってメーカー向けに化学・医薬品開発過程の分析・解析支援を手掛ける㈱Transition State Technology (宇部市常盤台、山口徹社長)が山口大学ビジネスインキュベーション施設内に設立された。 大学発のケミカルベンチャー企業で、既に化学・製薬メーカーから複数の受託計算案件を受注している。 工業製品の設計・開発分野ではコンピュータを使った製品の設計・解析が一般化しているが、 化学・医薬品やファインケミカル・機能性材料の合成分野ではまだ手作業による実験的手法が多い。 ㈱TSテクノロジーはコンピュータと、分子レベルで化学現象を計算・解析する量子化学計算で化合物の合成経路を開発し合成可否などを 評価判定する受託研究を手掛けるユニークな企業。 化学・製薬メーカーにとっては合成経路開発の委託化で開発期間・開発コストの削減や歩留まりの向上などのメリットがある。 業務分野としては受託計算、理論計算による合成支援、研究受託・コンサルタントの各サービス。 価格の目安は受託計算なら5万円~、包括的な研究受託・コンサルタントは1,200万円~。 山口社長(29)は山口大学大学院理工学研究科博士課程終了後、同じ大学院修了者とともに起業。 山口社長は科学技術振興機構(JST)の独創的シーズ展開事業大学発ベンチャー創出推進で07年度事業採択 (開発代表者・堀憲次山口大学大学院理工学研究科教授)を受け1億5千万円の補助金を受けたほか、 (財)やまぐち産業振興財団の第1回ビジネスプラン評価事業09で最高のA評価認定を受けている。