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山口県の中小企業(中小企業団体中央会誌、2011年1月号)に掲載されました - 2011年01月12日 -

コンピュータを用いた新薬・化合物開発と反応設計 (株)TSテクノロジー
今回は、「高機能化学合成における合成法開発迅速化に資する自動合成装置技術の試作開発」で採択された株式会社TSテクノロジーを紹介します。 同社は、山口大学工学部の堀教授(同社顧問)と、博士の山口氏(同社社長)が平成21年に設立した大学発ベンチャー企業です。 膨大な手間と時間が必要な新薬や新規化合物の開発を、実験によらず計算機で推論する解析技術を武器に、既に多くの大手製薬、化学企業と取引を行っています。 開発や生産の工程の効率化を行うことで、コストを大幅に削減、不純物の除去や化合物の信頼性評価も可能とする次世代技術を提供する企業として、急速に注目を集めています。 今回の事業では、化学反応の設計から合成までを、量子化学計算を使って自動化する装置の開発に取り組みました。 この装置により、ファインケミカルと呼ばれる高機能性化合物の開発を、必要最小限の実験と人手で行うことが可能になります。 将来的には、開発コストと期間を半減させることが目標で、日本のものづくり産業における国際競争力の強化に繋がると期待されています。
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