NGX-CLUSTER

以下の提案点を基に、科学技術計算に最適な性能、拡張性、信頼性を備えた計算機クラスタを設計・構築致します。

計算ニーズに合わせた構成

• 計算対象とするモデルに必要とされる計算精度や速度、並列処理の必要性を明確にし、最適なシステム構成をご提案します。
• 使用する計算エンジン、アプリケーション、ワークロードの特性を把握し、最適な計算リソースを設定します。

ハードウェア構成

• CPU: 高性能のマルチコアプロセッサ（Intel XeonやAMDのEPYCシリーズなど）より最適化ものを選定します。
• GPU: 人工知能（機械学習やディープラーニングなど）の用途にはNVIDIAのTeslaやQuadroシリーズなどをご提案致します。
• ネットワーク: 並列計算上のボトルネックを明確にし、イーサーネットボンディング（冗長化・並列化）や、 高速なインターコネクト（InfiniBand）などの構成により、計算ノード間のデータ通信を効率化します。
• 計算ノード: 弊社NGXシリーズからの選定、必要なCPUやメモリ量のカスタマイズなどを調整し、クラスタ全体としての計算能力を最大化します。

ストレージ設計

• データの読み書き速度と容量を考慮して、高速なSSDや大容量のHDDを組み合わせたストレージシステムを構築します。
• データのバックアップと耐障害性を確保するための適切なRAID設定やバックアップ戦略を取り入れます。

冗長性と拡張性

• システムの冗長性を高めるために、冗長化された電源ユニットやネットワーク機器を選定します。
• 将来の拡張に備えて、追加ノードの統合やクラスタのスケールアウトを容易にする設計を行います。

ソフトウェアの互換性、ジョブ管理、クラスタ管理

• 使用する科学技術計算ソフトウェアやライブラリに合わせて、適切なOS（Linuxなど）とドライバを選定・設定します。
• ジョブスケジューラ（PBS、LFSなど）の導入を行い、ジョブ管理を容易にします。
• クラスタ全体の管理を簡素化するために、統合管理ツールや監視システム、仮想化システム、ハードウェア側での管理インターフェイスなどを導入し、ネットワーク上からシステムを一括管理できるようにシステム構築を行います。

クラウドとの連携

• 必要に応じて、クラウドサービスを利用して柔軟な計算リソースの拡張を可能にします。
• ハイブリッドクラウドアーキテクチャを考慮し、クラスタとクラウドリソースのシームレスな統合を目指します。