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当社独自技術のご紹介:キネティクス(反応速度論)シミュレーション

多段階反応や競合反応が絡み合う反応系の場合、系中の平衡関係は複雑となり、反応時間や最終生成比を正しく求めることは困難でした。本シミュレーションでは、理論計算結果を適用することにより、逆反応を含めた各反応の速度差を精密に計算することができ、反応時間や最終生成比を正しく求めることを実現しています。

正反応と逆反応を同時に評価

全反応(逆反応を含む)・全基質に対して、時間積分しながら実施することで、系中のキネティクス(反応速度論)シミュレーションを実施し、以下の解析が可能になります。

  • 反応物の半減期
  • 反応平衡化までの反応時間
  • 生成物の最終生成比や選択率
  • 反応時間や生成比の温度依存性

キネティクス(反応速度論)シミュレーション計算例

ボランアート錯体を用いたヒドリド還元反応に対して、理論解析を実施し、不斉収率のシミュレーションを実施しました。

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α体とβ体の活性化エネルギーの差より、α体の生成比が高いことが確認できます。

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