よくあるご質問

遷移状態計算で何ができますか?

対象とする有機反応のメカニズムを厳密に解析することができます。電子の動きを考慮した計算(DFT計算)を実施し、精度よく短時間で反応をシミュレーションすることが可能です。
遷移状態計算を含んだ反応解析により反応予測や改良、ブロセスの最適化、分子機能性の向上等を達成できますので、ぜひ実験のサポートとしてお使いください。計算シミュレーションにより実験の工数を減らし、検討を効率化することにより、R&Dサイクルの加速化にも貢献します。

理論計算はどんな範囲で適用できますか?

多くの有機反応に適用できます。金属錯体触媒反応の解析も可能です。
分子に関わる反応が解析でき、静電ポテンシャルや電子密度などの電子物性解析や各種スペクトル(IRやUVなど)の算出では、分子量3000程度までの分子に適用できます。
反応解析では、置換反応や付加反応、脱離反応といった基礎的な反応を中心に、金属錯体触媒を用いた酸化反応や還元反応にも対応可能です。分子量としては系全体で1000程度まで解析できます。

計算結果と実験結果は一致しますか?

これまで受託させていただいた解析では、多くの事例でエネルギー値などの一致が得られています。また、お客様での検証実験の結果、実験結果と計算結果がよく一致するとの評価をいただいております。

受託研究のアウトプットは何ですか?

研究課題に対する答え(解析結果、考察、改善法等)を含む研究レポート、及び計算結果ファイルとなります。また、計算結果をご説明する報告会(オンラインまた御社にて)を実施し、ディスカッションと質疑応答によりお客様のご理解を深めていただいております。

知的財産の取り扱いはどうなっていますか?

ご希望に応じた形でご契約時等に秘密保持契約を締結し、秘匿管理の下で検討を実施いたします。また、受託研究によって得られた知見等、知的財産権は100%お客様に帰属いたします。